100冊

085:『悪魔の種子』内田康夫

花粉症緩和米の利権をめぐり米の開発者たちが殺害される。遺伝子組み換え食品の如何を問う、浅見光彦シリーズ。 秋田県羽後町で夏に行われる西馬音内(にしもない)盆踊りで物語は始まる。端縫いと呼ばれる美しい継ぎ衣装に深く笠をかぶった女性と、彦三(ひ…

084:『ほら男爵現代の冒険』星新一

「ほら男爵の冒険」という物語をご存じだろうか。格式高い男爵の体験記なのだが、それがどうも、にわかに信じがたい出来事ばかりなのである。 たとえばある日のこと。 木陰でランチを食べていた男爵は、ぽろりと肉の脂身を落としてしまった。歩いてきた鴨が…

082,083

082:『午前三時のルースター』垣根涼介★★★☆☆ 083:『天使のナイフ』薬丸岳★★★★☆

081:『すべて辛抱〈上〉』半村良

★★★☆☆ あと村上春樹「象の消滅」も読もうかと思ってたんだけど、一時期に比べて春樹吸収率が下がってるみたいなので保留。というわけで、これでとうぶん読む本はないよ。

078:『虚空王の秘宝〈下〉』半村良

時期や全体の尺か纏まりが感じられない。SFSFしたSF(リアリティを持たせたスペースオペラとか)はあまり好みではないのだけど、細かい話、重力とか文明とかの話は興味深く読めた。とりあえず風の強い日はそれ以上の力で走ることにする。 ★★★☆☆

079:『推理クイズ道場 ウミガメのスープ』海亀素夫, 2ちゃんねる

http://umigamesoup.at.infoseek.co.jp/ PSI!WEB ★★★☆☆

080:『審判』深谷忠記

どんでんが好きな人は楽しめるかも。登場人物の精神構造が気持ち悪い。でもこういう人がいてもおかしくない気もする。 ★★★☆☆

077:『虚空王の秘宝〈上〉』半村良

半村良のスペースオペラを読むのは初めてかも。 ★★★☆☆

074:『晴れた空〈下〉』半村良

戦後の日本で戦ってきた少年たちの話。「少年H」に夢を足して利息付けて返したような。好きな感じだけにもっとみんな幸せになってほしいとかなんとか感情移入。 ★★★★☆

075:『あらしのよるに』きむらゆういち, あべ弘士

★★★☆☆

076:『ふぶきのあした』きむらゆういち, あべ弘士

★★★☆☆

072:『風の盆幻想』内田康夫

★★☆☆☆

073:『晴れた空〈上〉』半村良

★★★★☆

071:『聖母伝説』半村良

嘘屋らしい。 ★★★☆☆

070:『道誉なり〈下〉』

068:『道誉なり〈上〉』北方謙三 - 00LINKのつづき。 歴史は苦手だけど、そこそこ楽しめたし勉強になった。解説にもあったけど、年号や史実よりも物語性を大切にしているというのが良かったな。実はちょっと太平記も気になりだしてる。 ★★★☆☆

069:『じつは、わたくしこういうものです』クラフト・エヴィング商會

かえってきたらかくー 帰ってきて寝て起きて活動して帰ってきた。 架空の職業人たちにインタビューと撮影をするという一風変わった本。雑誌で連載されてたらしい。現実にありそうな職業も妄想っぽい職業もあって(モデルも著者まわりの普通の人が多いので妙…

068:『道誉なり〈上〉』北方謙三

ばさら大名と言われた佐々木道誉について。足利尊氏との関わり。 人物 佐々木道誉 位は低いが要人とは懇意にしている。裏の裏を掻く。 佐々木秀綱 道誉の息子。 犬王 足利尊氏(高氏) 鎌倉・北条・後醍醐帝を潰す。道誉のことを買っているが、思い通りには…

067:『鈍獣』宮藤官九郎

昨年公開された戯曲。いくつかの写真を挟んだ想像しやすい本で、面白かった。 女子は表裏お飾り的だったにも関わらず、個人的に最も期待薄だった順子が一番濃い。岡本と著者が重なる。宮藤官九郎はときどき惨い傷つけ方をする。普通な奴ほど残酷で鈍獣? 演…

066:『1億人のプチ狂気』ステッグマイヤー名倉

http://www5.ocn.ne.jp/~otearai/の読者投稿コーナー「プチ狂気」の書籍版。バカバカしく恥ずかしく、一瞬、共感しかけて危険。

065:『短編復活』集英社文庫編集部

赤川次郎「回想電車」 ハッピーエンドの反動か、ときどき冷淡に突き放される。 浅田次郎「角筈にて」 著者の作品は大抵「うっ」となるのであまり読みたくないのだ。なんてなんて切ないんだ、と思わされつつ、虚構に泣かされるのは納得がいかない。あーだから…

062〜064

062:『モデルの知恵袋』中島マコト 数年前から指をくるくると揉み上げ圧迫するマッサージはやっていたのだけど、書いてあった爪の根元を押すマッサージをプラスした。あとこまごましたメイクテクとか、トンデモ系ネタもありつつ。★★☆☆☆ 063:『ドイル傑作集 1…

054〜061

054:『ある生き物の記録』小松左京 055:『時間エージェント』小松左京 056:『笑うな』筒井康隆 057:『星新一ショートショートセレクション〈3〉ねむりウサギ』星新一 058:『星新一ショートショートセレクション〈8〉夜の山道で』星新一 059:『星新一ショート…

053:『オンナ部-M嬢すみれのちんぴんファイル』泉水木蘭

オンナ部-M嬢すみれのちんぴんファイル作者: 泉水木蘭出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2005/04/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る ウェブサイト泉美木蘭(いずみもくれん)のモクレンドーの書籍版。 ★★☆☆☆

052:『永遠も半ばを過ぎて』中島らも

永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)作者: 中島らも出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/09/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (92件) を見る 面白かったけど忘れた。あー今回の長編三作の中では一番ストーリーっぽいかも。読むの…

051:『闇の中の子供』小松左京

闇の中の子供 (新潮文庫 こ 8-4)作者: 小松左京出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る 短編集。今まで読んだ小松左京の中でもSFよりホラー色の強い一冊。 ★★★★☆

星評価

ジャンルが違う作品を同じ星で評価するのはやりにくい。よくできました・できました・どりょくしましょうに分けることを考えればマシか。いやでもあれは点数から出すからなあ。いや、この評価ということ自体、私の場合は主観が強いから評価かどうかもアレか…

047:『死ぬかと思った』林雄司

死ぬかと思った作者: 林雄司出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2000/02メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 96回この商品を含むブログ (40件) を見る webやぎの目コーナー書籍化。サイトの方は1996から98年のどこかで初めて読んだような記憶。まだテレホ…

048:『今夜、すべてのバーで』中島らも

今夜、すべてのバーで作者: 中島らも出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/03メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (63件) を見る 入院。 アルコール依存症と夢の話。 ★★★☆☆

049:『水に似た感情』中島らも

水に似た感情作者: 中島らも出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/09メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (50件) を見る バリ。 地獄のミーティングの後、涙を流すのが好き。読んでいて前と違ったのは、前は黄金の陽光が印象的で、今回は「…

045:『富豪刑事』筒井康隆

富豪刑事 (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/01/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (144件) を見る よくあるつくりのお話しを筒井康隆が料理したわけで、ひねくれ面白い。 あ、同時性を出す時に「木…