2008-01-14から1日間の記事一覧

半村良「およね平吉時穴道行」

初期の作品で一度読んでみたかったので。 「酒」みたいな雰囲気が好き。

アクセルハッケ「ちいさなちいさな王様」

絵の方の、ミヒャエル・ゾーヴァを何かで知って。

重松清「送り火」

短編集。 他に読んだ著者の作品と比べると、なんとなく抽象的な感じ。 「漂流記」は「世にも奇妙な物語」でやってた鈴木保奈美主演の「公園デビュー」を思い出した。

荻原浩「明日の記憶」

若年性アルツハイマーと診断された男がだんだんと記憶を失っていく過程。 読んでいて、現実か、騙されてるのか、心配になる。 重いテーマだけど読ませる文章。 「いかにも」な話だけど悪くない。

西加奈子「さくら」

一口に言うと幸せな家庭の崩壊と再生の話。 要素が多い割にシンプルにまとめられてる。 「泣けるよ」と聞いていて、イマドキの本に泣くかと思ってたけど泣いた。だから泣ける本は嫌だ。 「魔女の宅急便」ではジジが喋らなくなったけど、そういう動物が喋る喋…