夜中に「あれ書こうこれ書こう」と思っていても、朝になって「さあ書くぞ」となると、何書こうと思ってたんだか朧気にしか思い出せないということがよくある。
 以前、文章を書く職業の人の話で、書こうと思ったことを逐一メモしておく人がいるというのと、忘れるような事柄は書く必要のないことなので覚えていることだけを書く人がいる、というのを近い時期に聞いたことがある。
 私が文章を書くときは、どちらかというと忘れるような事柄の方を重視したいので、試しにちょこちょこメモを取っていたことがあった。すぐやめた。中学生のころのように気に入りのペンとメモ帳が手元になく、ついで万が一肉親の目にはいった場合の無言の羞恥を恐れたため。
 因みに、気に入りのペンはHi-TEC-Cでメモ帳は無印良品の藁半紙の小さい方で、手に入らないことの方が珍しいというのがミソだと思う。
 ところで結局忘れっぽいのは解決していなくて、さあどうしようか困ったもんだ。

 ていうか重視もなんもあったもんじゃない。もう暑いしいいよ。あー。