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親戚の子供が来た。三人も来た。
二歳と五歳と七歳。子供は苦手だの嫌いだの言うけれど、別に取って食うわけでもないので普通に構ってみる。勿論鬼じゃないので可愛いと思う。
こちらがこれだけ譲歩したにも関わらず、二歳には顔を見た瞬間に泣かれる。ひどい。でも面白いのでビビらせる。
ペークラや食玩を広げてみる。人生で初めて子供の人気者になったと喜んだが、冷静になるとあの人気は食玩のものだったのではないか。
画材と紙で遊ばせる。地味に盛り上がる。
七歳、ゲームボーイを始めたため、折角なのでPCで遊ばせる。
七歳と五歳を、おんぶしたりだっこしたり回したりする。
五歳に三つ編みをした後、PCをやりたがったので、交代でさせたりしていたものの戦いだした。
泣いた七歳を説得してみた。途中から本人もなんで泣いてるかわからなくなったようす。
泣き疲れたころ帰る時間になったので、鼻をかませて食玩の中から好きな物を選ばせた。素で選んでいたので、元気になることとを条件に譲渡。
ちなみに、五歳には秘密ね、と言っておいたが、五歳の方にも、七歳には秘密ねと言って消しゴムを譲渡。
共通の秘密は信頼感を高める裏技よ。と思っていたら、直後ママにバラされた。
ところで寝ていた二歳は起きても近づいてこなかった。本能か。