さっぱり九月の反動でこってり十月。毎月変えているにもかかわらず、気付いたら青・白・オレンジばかり使っている。ときどき慌てて緑る。作った本人が便宜上ですらデザインという言葉を避けてしまう出来(ていうかデザインって物凄く計算しつくされてるものなんじゃないかと思い始めると、毎度至らないところが目に付く)なのだけれど、見た目だけは気に入っているのでこのテンションが続けば続く。

 なにもこんなに寒くなくてもよかろうと思うのだけれど、二週間の夏をなかったことにする勢いで秋をすっとばして冬が来そうだ。けれども九月にコートを着て街を闊歩できるほどでもなくて、ああ十月になったらどうしよう。風はまだ冬とは言い難く。それが今日ではなくて明日からだというのもなにかどうしよう感を促進させている気がする。後から読んだらさっぱり意味不明なので補足しておくと、日付は十月一日だけれど今日の世の中は九月三十日なので明日からどうしようと、ただそれだけの日記。どこかの青ダヌキが言っていた「十二月でも暑けりゃクーラーつければいいんだ」。ああ本当に。十月だって寒けりゃコートを着てもいいんだ。いいんだけれど残暑最中にTシャツで黒いブーツを履いていたお姉さんを見たときの自分の気持ちにだけは嘘がつけない。でももう爪先が冷たくて冷たくて軽く死に至っているわけで。できることなら全身フリースの熊の着ぐるみで。