兼業チンドン屋さんと話をした。
 ファストフードの宣伝くらいしかチンドン屋を見たことがなかったので、場面場面ではないチンドン屋世界の話、日常とそういった活動の交錯する生活の話はとても興味深かった。
 チンドン屋は一口に言うと喜劇楽隊。即興も多く、日本発の対話的なパフォーミングアート。
 阪神大震災からチンドン屋を始めて、今は演劇もしながら地域のイベントや小学校・老人ホームを回るほか、ゲリラで流したりジャズ・バーにて口上付きセッションをしたり。年齢は五十歳を越えておられるけれど、今後は一人でストリートライブを行ったりもしたいとのこと、こういうのを情熱と言うのかもしれない。