狂人日記 他二篇 (岩波文庫 赤 605-1)

狂人日記 他二篇 (岩波文庫 赤 605-1)

の表題作と「ネフスキイ大通り」を読み終えて、今は「肖像画」。読み出したころは方向がよくわからなくてなかなか読み進まなかったのだけれど、読めてくると面白いように思える。

 八割きっちりやって、二割の失敗を咎められる。十割きっちりやるのが仕事だとは思うけれど、八割方やっつけの人が何も言われていないことを考えると、失敗に対する注意じゃなくて個人に対する当たりなのかなと勘繰って、なんか腐ってしまう。それが一番よくないのはわかるけど、気持ちをどうしたらいいのかわからない。