解散後全劇作

解散後全劇作

 「TABOO」、「赤鬼」読了。
 「赤鬼」は藤子不二雄「ぼく桃太郎のなんなのさ」と、「ウミガメのスープ」にどうしても結びつく。他の作品と比べるとざくざくした作り。構成は分かり易くて童話的だけれど、こういうのはこういうので好い。
着物をめぐる物語 (新潮文庫)

着物をめぐる物語 (新潮文庫)

 ほんとうにタイトル通り、着物を軸とした短編集。着物に詳しくなくても質感が上手く描写されているのと扉画がヒントになるので想像しやすい。電車の中で読むのにいいかも。
 林真理子だけでなく女性作家は今まであまり読まなかったのだけれど、先入観ほど粘度は高くない模様。