ここではきものをぬいでください

 小人が靴を作ってくれるのを寝て待つより、いっそ自分で作ってしまおうという、一周回って新しい試みをしている友人の話。
 一緒に服を見に行くと、ひとつひとつはインパクトがあるのに、着てしまうとしっくり馴染むという、どういうファッションセンスなんだかわからんのに結果的におしゃれさんな彼女。
 工芸美術科を出た後メディカルシューズの学校へ行って、経験と更なる技術、というわけで今は腕の良い職人さんを見つけて靴工房サンというところで仕事を手伝いながら修行しているそうな。
 いつか一人前の職人になったら、すっごい可愛いのに足が痛くなくて形が綺麗に見えるという、デザインも機能もスタイルも最高の靴を贈ってもらう予定。つか決定ーー。
 というわけで頑張っていただきたい。