小林カツ代「男の老い支度 めし支度」

 完読じゃなく、ざっと。70代80代くらいの男性料理サークルがあって、その講師をすることになった著者。エッセイとレシピ。料理好きはいるが片付け好きは稀なので、私は男性の料理に好感を持っていないのだけど、そういう、なんというか気持ち悪い感じではなかったのでよかった。むしろ、「やらなきゃ覚えないことはやってもらう、年齢的に難しいことはボランティアに手伝ってもらう」という姿勢は楽しむための合理としてアリかなあと。あと、弱者に特化しないユニバーサルデザインみたいな料理とか、腑に落ちる。