歩いたことのある道よりも、歩いたことのない道の方が多くて、じゃあ、どこまでも歩いていけたらいいねえって。
黙々と歩くだけなんだけど。ときどき変な看板とか木のトンネル発見してみたりして。
野良猫は、居そうで居ない(だって野良だから)と思っていたら、橋のたもとで丸くぽてぽてしていたりする。
真夜中に、誰もいない道を、延々歩くことが出来たら面白そうなんだけど、それはなかなか出来そうで出来なくて、でも一回くらいそういうことをしてみたらきっと楽しい。
きっと楽しい、ってことは結構ある。
足が疲れたり、夜が明けてしまうことの方が、道の果てを見るよりもずっと早いって言っちゃったら大人。