布団の中でひとり終わりの会をしていると、自分が最低なことをしたというのに気付いてしまって、なるほど、こういうときに『悔い改める』という言葉を使うのかとガッテン。ただし、許してくれる神様がどこを探しても見つからないので、こりゃあ忘れるまでダメってことさなと良心と相談。

 ディズニーの『ピノキオ』に、良心という名目でバッタだかキリギリスだかが出てくる。私のはゴキだったりしたらこれはもう嘆くしかないけれど、まあそんなことはないよと思い込む方向でいくとして、ピノキオが良心を呼ぶときは口笛を吹く約束をして、『困ったときや寂しいときは口笛吹いて、口笛吹いて、いつも胸張ってゆこう』と歌う。重ねて言うが当方の良心はゴキではない。ないない。ので、素敵な歌だなあと思うのでありました。

 NHK-BSでやっていた蜷川幸雄演出『三人姉妹』を見る。時代背景分かってないからイマイチかな、とか思ってたんだけど、当方も三姉妹というところで、三姉妹の絡みは面白かった。あと荻野目慶子は高得点。一幕の全面カーテンの装置が好きな感じ。原作になかなか忠実らしいのですが、不勉強なのでチェーホフなんて名前しか知らなかった体たらくの当方、来週の『桜の園』を見てから気が向けば考えるということで〆。