アンダ-グラウンド

アンダ-グラウンド

 読了。地下鉄サリン事件の被害に遭った人を村上春樹がインタビューしてまとめた本。サリンの影響で、瞳孔が縮んで天気のいい日だったのに空が暗かったこと、物忘れが激しくなったと多くの人が言っていたことと、日常と非日常が道路一本で隔たれているという話が印象に残った。そういえば同1995年の阪神大震災で、兵庫と大阪を行き来した人たちもそういうようなことを言っていた。そんなわけのわからない事態に陥ったとき、また中途半端リアルな想像をするのだけど、私はどうしたものかわからず途方に暮れている。

 あと、

女優 上 (集英社文庫)

女優 上 (集英社文庫)

読了。渡辺淳一って「失楽園」なイメージがあったのだけど、いやそうでもないといった感じ。それから、
山妣(やまはは)

山妣(やまはは)

読中。

 日々が慌ただしくなると読書量が増えるので、なにか因果関係があるかもしれない。でも手元に本があればどくどく読むので無関係かもしれず。おそらくは慌ただしくなると細切れの時間にも本を集中して読もうとするので、格段に次を取るスピードが早いため。