042:『虚人たち』筒井康隆

虚人たち (中公文庫)

虚人たち (中公文庫)

 小説の主人公がその意識を持って一冊を生きる話。残酷だと思うのは私が外の世界に生きていて想像するからだろうか。
 結局、ストーリーは理解したけどそれだけ。面白かったけど本質を読んだかというと解説を読んでもわからなかった。部分部分で何か感じるような気がしても、それを系統立てて考えられない。
 内容の性質上、密度が高すぎてなかなか読み進まなかった。長かった……。筒井康隆じゃなかったら読んでないかもしれないけど、筒井康隆以外にこんな小説を書く人がいるのだろうか。
★★★☆☆