067:『鈍獣』宮藤官九郎

鈍獣
 昨年公開された戯曲。いくつかの写真を挟んだ想像しやすい本で、面白かった。
 女子は表裏お飾り的だったにも関わらず、個人的に最も期待薄だった順子が一番濃い。岡本と著者が重なる。宮藤官九郎はときどき惨い傷つけ方をする。普通な奴ほど残酷で鈍獣
 演出だったら生瀬→岡本で変わらず、江田→池田・凸川→古田がいいな。ねずみの三銃士(生瀬勝久池田成志古田新太)を演出の河原雅彦があとがきで「誰がどの役でもハマるけれど、誰もがどの役でもハメることができる人たち」というように言っていて、衝撃的だった。確かに、希望はあっても違和感はないんだろうなぁ。
公式サイト:http://www.parco-city.co.jp/play/don-ju/
★★★☆☆