picassi2002-07-01

2002/07
06  index  08

日付は上のが新しいです。

2002/07/31/wed

 予算案の為、天王寺・なんば・堺筋本町を自転車でうろうろ。予定が変更になる割に連絡が入ってこないので困る。この予算案だって、五月蠅いから作らせとけ、みたいな感。

 ふう。疲れたからグチグチ。
 何か楽しいこと考えよう。楽しいこと楽しいこと。あ、『シンプソンズ』やってるから見よう。


【コトマチ】
 中村一義、新譜『新世界』は素敵ですか?カップリングの『恋は桃色』が、タイトル今までと違う感じで気になるところです。07/30は明治最後の日か。


2002/07/30/tue

 もあもあとしたことを考え、星新一『さまざまな迷路』を読み、布団に入ったものの睡魔さんの到着が遅く、むっくり起き出してみたところ、テレビで『時をかける少女』をやっていて、原田知世は可愛いなあなんて思いながらビデオを投入して『田園に死す』と『パンドラの鐘』をみる。
 面倒見切れん。

 一瞬の繋がりなら、その一瞬だけが楽しければ別にそれで十分。全部求められたってあげられない。ハリの長さが違うのを認めて。

 自分勝手やなあ。して、また詰まらない。考えることは他にもっといっぱい有ろうに。

 自分ちにプール欲しいな。


2002/07/29/mon

 シェルビーズのネックレス、着けることもなさそうなので、ストラップにした。またラジオペンチを行方不明にしたので、ペンチと工作バサミでトライトライ。行方不明と言えば家の鍵とピアスが家の中で行方不明。ラジオペンチも恐らく家の中で。キレイ好きとキレイにするの好きは違うんだ。てかそれ以前か。ああ、そうかも。やり始めたらキレイにするのも楽しいしな。やり始めるまでがなあ。とかこんなこと書いてる時間を日々片付けに回せばいい話なんだが。うー実家に帰りたい。in羊水。37度は暑いって。


2002/07/28/sun

 口角の瘡蓋、丁度まん中辺りでパックリ割れて、植物の葉の裏の気孔に酷似している。口を開くと気孔も開く。キモロイ。

 難波宮跡公園にて打ち合わせ。こんなところにこんなところが、と思わせる広いところ。異様に沢山の犬が走り回っていて、Tシャツ着たゴールデンレトリバーとか御機嫌にも関わらず不機嫌顔のパグとかが居た。


2002/07/27/sat

 口の端を切っていて、欠伸する度に治りかけの瘡蓋が開く。痛い。


2002/07/26/fri

 名を付したからこそ、大切に思って降らなく思って、面白味が増えましょう。

 貝の裏側みたいな色の爪。

 『大掃除の打ち上げ』てなんやねん。掃除に打ち上げて。


2002/07/25/thu

 Pizzicato Five『darlin' of discotheque』はちょっと切ない。目を閉じると思い出せる様な夢なら好い。

 HPF行く。水で冷やした柑橘類を横に切ったらこんな感じじゃなかろうか。今年で最後、あの気も狂いそうな楽しさが一つ減ってしまうのは残念なこと。関係ないが夏バテに梅田迷路はハードだった。

 クソ暑い中を自転車でとろとろ走っていると、どこからともなくスイカの香り、風鈴の音。夏はこうでないと。

 JUNKUDOでぷらぷら。カライドサイクルの本発見。貧乏なのでタイトルと作者と出版社をメモ。カンディンスキーの作品集と森村康昌『女優Mの肖像』を眺める。JUNKUDO近所にあったらいいのになあ。ネズミんなったら二階の通気口に棲もう。本あるから駆除剤は散布出来んしな。


【sideB】
 秘密を一つ無くすことで、他の秘密を隠蔽しています。申し訳ない。なんだかんだで墓場に持って行くものが山ほどあります。いやほんと、申し訳ない。悪気など微塵もありはしないけれど、それはそういうものだと理解して頂いて、ここはひとつ、ああ全てを知った、と、そう思って貰いたいものです。
 その深く見せ掛けた浅墓さを保有している辺りが愛らしさなのだし、そう思っている自分が、深く見せ掛けた浅墓さを愛らしく思われている事でしょう。
 鮮やかな色を教えて欲しいのです。


2002/07/24/wed

 夜中。何かを引きずるカッシャンカッシャンという音が家の前を通り過ぎる。自転車にしては響きが大きい。毎秒二回くらいのカッシャン。通り過ぎてしまった後では窓の外を見ることも出来ない。一体何を。

 プライバシーって世間で言われてる程には守られて無いみたく。改めて実感。適当なキーワードで検索しただけで個人が特定出来、多分この日記にもキーワードは転がっていて簡単に個人の特定が出来るんだろうなあ。

 旨ければ何でも食べるので、好きな料理はこれといって無い。でも好きな食べ物はある。スイカ。んなに好きな人いないらしいが、いやーわしは冬でも可。種などものともせずに食べます。黒い種と白い種では白い方が食べ易いです。てか噛んでも潰れないので嚥下。出すべきか。お店で半分や四分の一に切ってる西瓜は種が少なそうに見えますが、あれは緑の部分を切ってるからで、種は大体黒いラインのとこにあるようですな。まあそんな不経済なスイカは買いませんが。田舎の畑だとよくムジナに襲撃され穴が空いてたりして悔しかったものです。そういえば黄色いスイカって今の小学生とかは知ってるんだろうか。赤い方がいいです。黄色いのはなんか、より野菜に近い感じ。人生で一遍は西瓜を抱えてガツガツいきたいものです。翌日下痢。あ、それは困。

 スイカでこれだけ書けます。まだ書けます。それくらい好きです。だからお中元にビールとかビール券とか頂くよりもスイカの方が嬉しいです。ほんま酒類だけは勘弁して下さい。


2002/07/23/tue

 光が強くなって目覚める、というのが一番気持ちいい起き方らしい。思うに、良い香りがして目覚める、というのも気持ちよさそう。気持ちよくない目覚めについては、気温が上がって、というのが話し合ったところでは一番。暑いと寝苦しいし、夏は眠りに良くないのか。ああ気持ちよく目覚めたい。


2002/07/22/mon

 口を一番大きく開けてるときに剃刀で左右拡張したら、どこまで開けるんだろうか。やはり耳まで口が裂けた状態になるんだろうか。

 『おかえり』なんて意味深長に言う辺りが明らかにこちらを動揺させんとしていて腹立たしい。わしは知らんぞ。

坂口安吾堕落論』――『堕落論天皇制についてが面白かった。現在は『不良少年とキリスト』を読んでいる。無頼派と呼ぶのは少なくとも本人でなく。本人は無頼であろうとしているのでもないか。ないか。自分の名前が『共に心をもつ』って聞いてから少々惑い。


2002/07/21/sun

 宝塚行って懐石食べてピンポンしてきた。
 はもうま。


2002/07/19/fri

 行って来ましたコリアタウン!と言いたいところなのですが、鶴橋に向かったものの何故か谷六に行ってしまい、方向を変えて環状線沿い進んでいったら、JRだと思っていた高架が近鉄で、また方向を変えて進んでいくと南巽とか北巽とか西巽とかに行ってしまい、このまま行方不明になるのかと心配していたところ帰り道に出て、家にはたどり着きましたがコリアタウンを発見することは出来ませんでした。なんで。

 猿のアルビノって聞くと『母子像』を思い出して、可愛いけど不気味。でもやっぱ可愛い。

 SMAPってあんまり聴かないんだけど、今は昔の『渋滞の楽しみ方』とか『働く人々』はよく聴いた時期があって好きな曲だったりする。

 趣味芸事でやってるのにお金を出されるとやりにくい。モアマネーとも思うし、これで金貰てええのかとも思うし、何よりそういうことを考えるのが面倒臭い。今は足の小指を虫に刺されてそっちが気になって仕方ないのに。さっさと期限迄に上げてしまおう。

 そういや、考えることは面倒臭いと気付くのに随分かかった。面倒臭いと言うか、色々消耗する。磨り減らす。
 ブチ当たる度に考えていたから、考えないことが出来て楽になった。楽になった代わりに、考えることの取捨選択をするようになった。視野が狭くなるのは恐い。
 矛盾発見。取捨選択を誤らなければ視野が狭くなる可能性も減る。か。どうやろう。あーでも今度からそういう方針で行こう。


2002/07/18/thu

 朝起きたら夏のにおいがした。夏だー。
 嘘臭いが夏のにおいはする。ある朝に突然。
 セミって急にうるさくなったり静かになったりするが、あれは何。
 そういえば何年か前に脱皮してんのを見たけども、あれは美しかった。

 竹内栖鳳の画集をぱらぱら。ここ暫く二週に一度くらいの割合で。表紙を見て、なんかあんまり好きじゃないかも、と思ったので手に取ったんだけども、いやいやいや、素敵。
 『絵になる最初』は泣いているのかと思った。んで次に初体験なのかと思った。解説読んだら裸体のモデルに照れてるんだった。ああそうか、それで、『絵になる最初』。
 題でも画でも色々ストーリー考えたりして。なんだかそういう人らしい。
 『宿鴨宿鴉』(池で密やかに泳ぐ鴨と、木々の中にぽつりと居る鴉)とか『蹴合』とかは実験的で面白い。
 色彩のセンスがアグレッシヴ?印象的?おもしろい??――合う言葉が見当たらん。

 筒井康隆『着想の技術』の『商品としての教養』の章に、『美藝公』からの引用。最低共通文化『わかちあたえよ』で16日の日記『生活態度も芸術家っぽかったから作品が評価されるってのも気持ち悪い。』に納得。求めているのは自分だと。画集『竹内栖鳳』の解説読んでもそう思った。


2002/07/17/wed

 物干しの揺れた、ガタガタッという音がする。
 ベランダを覗くと、隅っこに猫が居る。
 晴れた日も雨の日も曇りの日もベランダにやって来るので、どんだけ居心地が良いんだろうかと思う。

 やっぱ夏は坊主!
 というか。毎年毎年、スキンヘッドだったら楽そう気持ち良さそうと思うて居るのです。なんか風通しがよくて。
 あ、厳密には坊主とスキンヘッドは違いますな。まあでも、頭髪が伸びていない状態ということで。
 それは置いといて、やっぱりこう、スッとハンカチで禿げ上がった頭を拭うとなんだか大正な感じで。そうか。そうでもないか。いや、あくまでイメージイメージ。風流?いやどうやろう。
 汗かいたら蛇口の下に頭出したらよい、というのも魅力で。ほら、いつでも清潔ピカピカンで。
 少し前に窪塚洋介がやってたライン残しとか個人的には面白いと思ってたり。ベッカム悪くないけど窪塚も真似する人いてもいいんじゃないかなあ。


2002/07/16/tue

 小心者さ加減に拍車かかってるらしい。らしいというか自分で。かかっている。いるですよ。で、何だか阿呆臭くなったのです。あまりに小さいことを気にし過ぎ。
 逆に、言葉なりの受動は楽になってきてる節もあり。聞かないことは聞かない。もうちょっと上手く流せるようになりたい。

 ダリの番組をちらりと見て、食事とか人付き合いまで取材するのに違和感。ダリ美術館の館長も怪訝な顔をしていた様に見受けられる。悪意はないにしろ。そういう番組だと言われれば終わってしまう。ああそうなのか、ナルシスト感のあるアーティストっぽい男をナレーターにしてダリがしたと思われるように動かす番組なのか。
 何らかの組織に属していない人間は、実力で評価されなければならなくはないか。何だそれ。いや、芸術家と呼ばれる人が居て、生活態度も芸術家っぽかったから作品が評価されるってのも気持ち悪い。そういう見方があっても良いと思うけど、作品は、みる時代やみる個人が評価すればいいんじゃないかと。昔から凄いから凄いのだと言われても。や、そういう見方があっても良いけど、一作品のその時代の一個人の評価の方が面白味があるような。

 あー。言ってることに自信なくは無いんだわ。今の今は確実にそう思ってるから。ただ一時間後とかに同じこと考えて違うこと言うかもしれないという言い回し。どうもこれが怪しげなんだろうな。


2002/07/15/mon

 読みやすいからか自分の日記を読んでニヤニヤしている変態風味を漂わせておるにもかかわらず、最近の日記は、なーんか、なんか。
 しっかし言葉を消耗したい。んです。のよ。どんどん。

 新しい図書を借りていないので、筒井康隆『メタモルフォセス群島』『宇宙衛生博覽會』を読み直しつつ、『着想の技術』をざらっとなぞって『欠陥大百科』は全部読む前に返却、ユイスマンス『彼方』を手に取ったはいいが読む気がしない。
 『メタモル〜』に『座敷ぼっこ』という話が入っていて、結構好き。大勢で集まっていると、始めより人数が増えていて、だけど皆、始めから居た顔ばかり。『わたしのグランパ』とかもそうだけど、やさしい感じの話。
 歴史物は少々敬遠気味。難しいを理由に殆ど読みもしないので御近付きになるのが寧ろ難しい。朝日の日曜版に連載されてる三谷幸喜三谷幸喜のありふれた生活』には二年後だったかの大河ドラマの為に歴史物を読み漁る三谷幸喜のエッセイ。昔から好きらしいので、そういう人も在るのだね。
 関係ないけど、『三谷幸喜』ってhappyな名前。

 昨日行った祇園祭は宵々々山。山と鉾の違いもよくわからんという不勉強さを振り回しながら写真を撮る。ビニール被ってるのが多くてやはり。蟷螂山(トウロウヤマ)てのにはカマキリが乗ってたりして不思議な祭り。
 買ってきた鯉山のお守りというのは立身出世のお守り。黄河上流の龍門を鯉が登って龍になったとか。登龍門。フロムチャイニャン。太子山の知恵のお守りもいいですなあ。神様は心が広いのさ。たぶん。

 テスト中に爪が折れたりして始末に困惑。


2002/07/14/sun

 祇園祭行って来たー。鯉山のお守り買ったー。
 ああ疲れた。ガシガシ歩きました。足の裏が火照ってる。

 気がつくと悪態を吐いてるのでイカン。


【sideB】
 何かしら頑張ろうとしてるのは判るから応援はするけど。
 酔ってるから『努力したらなんでも出来る』って、どうでもええから言うたんちゃうねん。ほんまに、努力したらなんでも出来ると思ってんねん。努力って言うたら抵抗あるかも知れへんから、戦略とかでもええねんけどさ、やりたいことについて詳しく知って、自分のことも解って、それに沿う様に一個々々確実に詰めていったら、やれんことは無いと思うねん。出来へんかったら何か間違っとってん。ほんだら間違ってるとこなおして、またやったらええねん。
 あんたは『努力には気合いと根性要るから、それはない』って言うてたけど、それやったらその程度の、努力するに足りんことちゃうんかとあたしは思うねんけど。
 あんたが何しようが、あんたの勝手やから好きにしたらええけどな。あたしが何言うたかて、何かあった時にあたしが助けるわけちゃうから。


【miscellany】
 少し前に、ある予備校講師による暴力事件があったけど。
 ニュース見てたらその先生、元暴走族が売りで分かりやすくてVシネマにもなるような武勇伝が面白くて授業の前は長蛇の列。インタビューされてる受講生もアナウンサーも人気がある先生だから仕方がないって。
 ものすごく気持ち悪かった。
 暴力は悪いことではないのか。殴られたら痛い。なぜ痛いことを平気で他人にして、なぜ痛いことを平気で他人にするような人間を受け流せるのか。
 インタビューを受けた別の受講生は、恐い、とも言っていた。そりゃ恐いさ。タブーによる懲罰がリアルな形で見えるのだから。奴隷と同じだもの。
 講師も受講生も受講生の親も報道する人たちも、おかしいと思わないんだろうか。小さい問題じゃない。本当は国全体として問題視すべきなんだ。
 と、思うんだけど、そう思うことが社会的に変なのかもしれん。


2002/07/13/sat

 軽く雨が降って、嘘みたいな空になった。また騙されそう。

 ヒマワリの様な植物を見つけたので、夏の間に咲くといい。


2002/07/12/fri

 お久しぶりです。元気でよかった。
 時々思い出します。退屈な晴れた日には会いたくなります。
 いつまでも、どこかで、好きなようにやっていてください。
 お葬式には気が向いたら行きます。
 それでは、また。

 


2002/07/11/thu

 深夜『ピコピコポン』の話をしていて朝比奈尚行という人を知り、興味は『ピコピコポン』から氏主宰の劇団時々自動へ。

 煮込み脳味噌を食べたりしながら墓場に持っていくものを毎日生産してるんじゃなかろうか。してるわ。

 ある種の興味が随分失せて、別にそれはそれでいいと思ってるけれども、なんで興味なくなったんだろう。そういうもんだと言えばそうなのだけれど。
 どうでもいいし、って思うのに些かの抵抗。してないよそんなもん。何とでも言えるから何にも言わなくていいかなあ。面倒臭。

 オオサンショウウオって流れるもんやねんな。ニュースで見たけど、得も言われぬ外観。あのまま、ずい〜と流れてきたのかと思うと実に可笑しい。
 ツチノコって存在するのかしないのか知らんが、頭の形だけではオオサンショウウオとよく似てる気がする。大きさも、ツチノコはビール瓶くらいらしく、オオサンショウウオでも有り得るし、あれはオオサンショウウオなのかもしれないねえ。
 と思っていたら"大阪に棲むオオサンショウウオ"を発見。"生きている化石"のところでツチノコとの関係に少し触れているけれど、それよりも目を引いたのは、『一度、食べてみたい』。淡泊な味というのは聞いていたけど、まあ天然記念物様に手は出せん。
 山で遭難し、食べるものがなくなって3日、目の前をオオサンショウウオがのったりのったり歩いていたら、それって捕食していいのかしらん。緊急避難、になるのだろうか。いやしかし相手は天然記念物。まあオオサンショウウオは許されそうやけど、これがトキなんかだと愛鳥家に撃ち殺されそうな予感もし。


2002/07/10/wed

 歌の『てるてる坊主』では、晴れたら金の鈴とお酒をあげるけれど、雨や曇りだと首を切るという。中国に掃晴娘(サオチンニャン)という紙人形があり、それが日本に来ててるてる坊主になったらしい。逆さまに吊すと雨が降るなんていうけど、どうしても詰まってる頭の方が重くて逆さまになる。人柱だったという説もあり。人柱。何かしら神様だったりの怒りを収めるためらしいけど、えらく糞しょうもない神様を信じたもんである。信じてないんだったら、まあ公開処刑だとかの類だろうか。『きじも鳴かずば』という話もあるな。

 友達と飲みの予定が天気悪くて延期。台風め方向はっきりしろよ。明日からは真夏日だそうで、でもまだ晴れるだけいいや。で、パソでウダウダと落書き。マウスって使いにくーい。画面に直接かき込めたりしたら楽やのになあ。


2002/07/09/tue

 コードレスマウス、電池切れるが代わりの電池が無く、面倒なのでコード付きマウスをつなぐ。と、こっちのマウスはスクロールするぐりぐりが付いてないのに慣れでぐりぐりしそうになる。ああ文明に逆らうとエライ目に遭うわ。

 あまりの暑さに脳味噌が溶けて蒸発。頭蓋骨の中はすっからかん。もしもこのまま台風が直撃したら脳味噌が飛んでいってしまう。グッバイミソ。

 なにを信頼してるでもないのに危機感は無い状態について考えてみたり。そしてそれもまた遠い話の様に思っている。

 好い感じの日本映画がみたい。なんか静かなのが。静かだけどドキドキするような。自分基準。覚えられへん感覚やけど、ぐっ、というか、ぎゅっ、というか、声に出へんけど『あ、あ』って思う。こうでこうでこうでした、そうですか、と。よう説明せんわ。

 かなり小さい頃、幼稚園の帰りだったかに、人は死んだらどうなるかと母に訊ねたところ、生きてる人間の記憶になるとかそんなことを言われたような。エンジ色の帽子かぶってカバンぶら下げて手つないで、そのあと、その記憶は風化していくというようなことも言われて。たしかそれが素直に納得できなかったんだっけかなあ。今はそういうもんかなと思ったりもするけど。逆に唯我独尊的に思うこともあるし。わしが死んだらおまえら消滅って。死ぬまでわからんのか死んでもわからんのか。わからんことの確率は均等に。

 ええい一体何をしとるんだ。あれえ御無体な。


2002/07/08/mon

 ただ生きているという事実だけを貪っていることが出来たらいいのに。
 ああ天気悪いなあ。

 うわあ落ち込んでる。早朝かな。『生きているという事実だけを貪っている』ってのはウサギだったかカメだったかがそうらしくて。人間以外はそうかもしれないけど。
 てなこと思ってるのは人間だけで、実は人間以外が進化していて最も収まりの良い生存方法をとってたりして。擬態する昆虫だとかは凄いもの。横断歩道に擬態する人間とか見てみたいね。
 人類一塊りとして擬態しようとしている説。モノトーンの二次表皮をまとうことでアスファルトに擬態。背中に神や仏の画を浮き上がらせることで敵を威嚇。そもそもモヒカンは雄のニワトリを模しており、スキンヘッドはタコを模しているのである。人間には嘴や牙やするどい爪が無く、その身を如何に守るのかといえば正に擬態以外有り得ないのである。若年層のファッションに要する金額は年々増加の傾向にあるが、それこそが新たなる進化を示唆しているのだ。

 うちの宗教入りまへんかぁ〜今やったら壷が千九百八十万でっせぇ〜。


【コトマチ】
 誰かわかんねっすよー。【コトマチ】は元【誰だ】で、どっちも送信者がわからんのです。面白くもあり歯がゆい(歯がゆいって、歯、かゆないよなあ。口の中だと上顎かゆい)ところです。

 イヤンボタンを少し改めました。


2002/07/07/sun

 wowwowで『溺れる魚』途中から見た。笑う。監督の堤幸彦という人は『ケイゾク』『トリック』もやってた人なので、なるほど、こんな感じ。わたしとしては『クリスマスキス〜イブに逢いましょう』が結構好きだった記憶が。そういえば当時はテレ東系列のチャンネルがなかなかの荒れっぷりでよくもまあ見てたものだわ。てかテレ東の夜連ドラってのも珍しい。確か最終回の日、旅行で、ビデオ録ったりした。ああ、アイスピックが。
 『クリスマスキス』もそうだったけど、小学校の頃trfが全盛で『17歳』とか主題歌で。シューベルト綾って今なにしてんだろう。内田有紀といえば『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』、これちょっと気になる。あと野村萬斎の『オイディプス王』も。

 固定概念って面白い。あー教祖になりたいわ。そんな今日は七夕。七夕は恋愛の神様の日ではなく仕事の神様(織り姫:工業、彦星:農業)の日だとか。空が曇っていて星が全く見えません。ところで枚方市には『天野川』という淀川の支流が流れていますが、これは川底の石がキラキラと光って天の川みたいに見えることからこう名付けられたそうです。でも今日、枚方に住む友達に聞いたところ結構ゴミとかあるらしい。ああ夢もヘッタクレもねえ。
 神様どうか夢のある仕事ができますように。
 パチプロとかは仕事とちゃうので宜しく。


【コトマチ】
 デザインお褒めいただき謝謝。色使うのが苦手なので嬉しいです。毎月の模様替えは飽きっぽい故、楽しいので。気が向いたらおおっぴらにパクってみてください。


【sideB】
 窓の外をカムカチュアが飛び回っています。今夜のように蒸し暑い晩には、夜空がカムカチュアでいっぱいになるでしょう。いつの間にかカムカチュアは夕方ではなく夜に飛ぶようになりました。やはり都会は明るいようです。
 私が小学生だった時分、ある夏の夕方に、兄がカムカチュアを捕まえたことがありました。私達は何度かカムカチュアを捕まえようと網を振り回したことがありましたが、本当に捕まえたのはそれが初めてでした。私達はそれを二人の秘密として、虫かごに入れて、縁側の下に隠していることにしました。
 どの子供もそうであるように、私達は煌めいた夏の日を満喫していました。ぐっすり寝て、起きればそれは昨日とは違う世界の始まりなのです。私達はほんの数日でカムカチュアのことを忘れていました。縁側の下にはもうカムカチュアはおりませんでした。


2002/07/06/sat

 結果は何かに対して怒ってんのでも自虐してんのでもない。他人はそれなりに健やかに生きていればいい。どこかで。

 繰り返し繰り返しPizzicato Fiveの何曲かを聴きながら、着採したりして。やっぱり版画が気になるなあ。

筒井康隆『宇宙衛生博覽會』――やや気持ち悪い短編集。『蟹甲癬』わりと好き。


2002/07/05/fri

 肉体的な痛みの方が想像しにくい。顔や腕や性器が火傷を負う想像は出来るか。ゆるやかに爪が剥がされてゆくことも、首が締まることも、情景を感じたとしても真っ直ぐな痛みを得ることは出来ない。
 良いにしろ悪いにしろスポイルされている。余分な感覚を排除し、他人に熱湯をかける神経を持っている。

 ボキャブラリーが少ないということもあるけれど、それよりも短絡に言葉を発し過ぎているのかも知れない。発言をするにあたって、刺激が脊髄から脳に行くのではなく、脊髄で折り返すような。反射神経で会話していると。

 ケンタのCMを見てたら『1羽まるごとパック』といういのが発売されるらしい。それって『食料用ニワトリをバラして粉つけて揚げたものの各部位詰め合わせ』ってくらいストレートな名称だと思うんだけど如何なものか。

筒井康隆『メタモルフォセス群島』――短編が十一。諷刺がキツイ。もの凄く面白い。彼の頭には超人間的な人間の脳味噌がぎっしりだ。
筒井康隆『笑うな』――ショートショート集。笑っちまった。


【sideB】
 一緒に買い物をしたり、ごはんを食べたりして、彼女と居るのがとても楽しかった。彼女はよく喋って笑って、よく怒った。ときどきは二人で、ただベッドに凭れて、日の光が細く入ってくるのを眺めていた。
 彼女の体には、所々に皮膚が丸く縮んだような跡があった。跡は一センチもなかったけれど、彼女は絶対に長袖で襟首の締まった服を着ていた。
『ちょっと変でしょう。』
 彼女は奔放というか、好きなようにやっていたけど妙に周りを気にしすぎる部分があって、それが女性だからなのか性格なのかは私には判り兼ねた。
 そのうちに私たちは少しずつ都合が合わなくなって、以前ほど頻繁に連絡を取り合わなくなった。偶にはお茶を飲んだりするけれど、もう彼女と細い光を眺めることはなくなった。


2002/07/04/thu

■ウォルター・ウィック『ひとしずくの水』――綺麗な写真集かと思っていたら、表面張力や毛細管現象など水の様々な状態における姿を写したものだった。おもしろくて綺麗。そういえば雪の日、濃い色の傘の上に雪の結晶が降ってくるのを見るの好きだ。


【きう】
 ICQの登録情報が行方知れずとなってしまいました。気が向いたときあたり送ってくださると助かります。
 今まで話したことない人もドウゾ。
 UIN#85221148


【コトマチ】
 理想の理想を抱くのは多分青臭いからでしょう。
 関係ありませんが昔の扇風機は組み合わせた団扇を手でくるくると回していたそうです。


2002/07/03/wed

 『東レ』は『東洋レーヨン』で『東リ』は『東洋リノリウム』やのね。

 過去の文章などは全てログに纏めてみたりしたところ、無闇に入れ子で収集つかず、サイト内迷子。
 そういう訳ですんで変なとこあったら教えてください。

 テニス2時間やって30分自転車こいで家に帰ったらスイカ様が。しわわせ。


【miscellany】

 入浴時、湯船につかる習慣が(湯を溜めることも)ないので、バスクリンのクールタイプのがどんな風なのか物凄く気になる。なんか気持ちよさそうで羨ましい。プール色になるのも羨ましい。こちとら原始的というか何というか、冷水浴びて終了というのがなあ。
 おそらく今日までの人生で、最高の環境って、小学校の夏休みやったような気がする。午前六時に起床、ラジオ体操行って、朝御飯して、九時くらいに登校してエアコンの効いた視聴覚室で宿題やって、十一時からプール入って、十二時に帰宅。なんって素晴らしいんだ!
 『夏は好きではない』けど『夏休みは好き』な人というのは結構多いんではなかろうか。『夏休み』の為だけにバーベキューセットやらキャンプセットやらゴカゾクサマやらを用意するのではなかろうか。限られた『夏休み』を如何にエンジョイするか、是即ち戦いである。押し寄せる敵家族を斬っては捨て斬っては捨て、目指すは海か山か、何ィ貴様、海外だと!この非国民がッ!


2002/07/02/tue

 女性専用車両ってどうなんやろう。
 良いところも悪いところも沢山あるんだけど、全体としての方向がなんか間違ってるんじゃないかと思う。問題を見えなくすることじゃなくて問題を解決することが大切なんじゃないか。考え方が退化してる。
 って言ってみても、時と場合によっては乗るんだろうなあ。偉そうなこと言ったって、目前の問題が解決するに越したことはないんだ。
 ポリシーとか無いんかね。無いね。格好悪い。

 暑い。最低気温24度って何なんだ幸子。嫌がらせかね。ニワトリみたいにトサカとか顔の下のヒラヒラとか付いてたら少しは楽なんだろうか。ステゴサウルスとかディメトロドンとかみたいなのが背中にあってもいいなあ。


2002/07/01/mon

 『墓穴を掘る』という言葉がある。一般的には、自らの行為によって破滅を迎えるような時に使う。『身から出た錆』の悪化した状態みたいな。
 『自分で自分を殺すようなこと』と読んでいいのだろうけど、『自分で自分の始末をつける』という読み方は出来んだろうか。
 人間が初めて他人の死体を埋めたとき、理由は何やったんやろう。腐るから、置き場がないから、動物が寄ってくるから。確からしい事の想像は出来るけれど、大きな現実だって不可解さに満ち満ちていてもいいんじゃないか。
 ってなると事実が先か思想が先か、たとえば、友達が目の前で死んだら一生おんぶしなければならない、とか。不可解に見えて宗教的に解明されてそうな。逆に、意味ありげで無意味そうな。
 死体を埋めた理由は、埋めた人間にしか解らなかったり。

 アマリリスの香りが強くて、香りというか臭いに。

 『ニュートン』のバックナンバーをぱらぱら眺める。虫の類は触りたくないけど魅力的やなあ。



06  index  08