井上靖蒼き狼』は、2/3くらいまでは自分でも驚くほどの勢いで読んでいたけれど、チンギスカンがモンゴルのトップに立った辺りから減速。どうやら私にとって英雄物語とは、英雄になるまでが面白いのであって英雄になったあとはさしてドキドキすることもなくなり終盤は少々義務感で読むものらしい。や、そんなに英雄って知らないけど。

 英雄。ヒーロー。
 ここで何かひとつ書いてみようかと思ったのだけど、残念ながら英雄やらヒーローやらには縁がないので書きようがない。歴史的なヒーローは詳しくないし、そもそも虐殺者がヒーロー扱いされるのだからある意味ヒットラーだってヒーローなわけで、どうも平和的ではない。
 というわけで、エンタテインメントの世界のヒーローの話をしようと思う。と言っても、去年辺りやっていた木村拓也の『HERO』と、十年ちょい前にやっていた、とんねるずの『仮面ノリダー』くらいしか知らないので困る。名前だけなら、ウルトラマンとか仮面ライダーとか月光仮面とかブラックジャックなら知っている。しかしイマイチ実績の方が不明なので奴ら本当にヒーローなのか。

 もう無理。力尽き。てかヒーローとか興味ないし。敵になったら脅威以外の何者でもないし。いりませんいりません。ヒーローとかお呼びじゃないです。甲斐バンドで十分です。アーハー。