力持ちでも物知りでもないけど、
見ることと車椅子の固定は出来たから、
本当にちょっとは良しとする。

以前に聞いた他人の思い出の場所が、
今日読んだ小説に登場して止まった。
他人との距離の取り方は相変わらず下手で、
同じようなことをまたしてしまった。

やさしい人ばかりで、あまりにやさしくて、
純粋さも涙も落ち着くと信じられなかった。
いつも始まりも終わりも同じで、
ただ懐疑的なだけかも知れない。

そしてこれは美しいことばかりで、
他人の思い出も美しいことばかりで。