013:『にぎやかな未来』筒井康隆

にぎやかな未来 (角川文庫)

にぎやかな未来 (角川文庫)

 ナンセンス短編集。好きなのだけどどこがどう面白いか説明しづらい。どんな話かと聞かれて、「星は生きている」の説明をしようとすると、「ある星の調査。草を調べると、どうも植物でなく動物の毛らしい。とすると星が動物で出来ているのか。たくさんの動物がくっついて出来ているのか。などと話しながら歩いていると犬の首が転がっている。触ろうとしたとたん牙をむきだしたので撃った。すると星がみるみる冷えて、どうやらこの犬で星が出来ていたらしい。次の瞬間、無数の虫が襲ってきて、この犬についていたノミだったと。」もうこんな状態になる。
★★★★☆