027:『GOTH 夜の章』乙一

GOTH 夜の章 (角川文庫)

GOTH 夜の章 (角川文庫)

 森野夜と僕が出会う殺人事件の短編。
 ライトノベルと言うからなのかどこか軽い印象。こんなもんなのかな。もう少し書き込み消し書き込みをやってもらったらもっと面白くなりそうなんだけど。ミステリーとしては正統ぽくて分かりやすかった。
 「自分は特別な人間である」という思い込みは誰にでもあるだろうしある意味間違ってないだろうけど、それなら逆にみんな特別なわけでそれが普通ということにはならなかったんだろうか。うーん、マイノリティであることは劣等でも優越でもないんじゃないかな。
★★☆☆☆