このところ適度に筒井康隆分を吸収しているので、いい感じにバランスが取れている。でも電車の中で「間接話法」読んで笑いそうになったのは恥ずかしかった。えんやとっと。今は「ポルノ惑星のサルモネラ人間」を読んでいて、これは横から読まれると人間性を疑われると思う。全ての生物がより非常識な方向に猥褻な生態をしている星の話。文庫は持ち歩きで、家では単行本を読むようにしていて、今は「串刺し教授」。これは中に小説家筒井康隆がよく登場する。「時をかける少女」のセルフパロディなんて筒井康隆しかできないわ。かと思ったら、ノックの音がする度に帰ってこない息子のことを夫婦が話し合う「風」なんて寂しいような優しいようなゾッとするような話もある。
 努力しようとすればするほど方向性を誤っていく、ポーの「黄金虫」で言ってたけど、始めの角度が小さく違っているだけでも、進んでゆくと大きな違いになるという展開。宝が見つかりません。あと、比較的素直な人間だと思っていた自分ですが、意外とまだ素直になりきれていなくて、もっと喉の広さを確保したいもんです。半呑みです。しかも自信ありげに。自分が正しいか否かはとりあえず置いておいて、人と歩調を合わせるように心がけないとねー。それが仕事です。
 うわあ自分正しいですって書いてるよ。だって間違ってないもーん!この配られた紙に書いてあることはなんなんですかぁっ!読んだのは無駄かぁっ!と、思うわけです。あーもー無駄無駄、人に聞いてノート写すが正しいですか。いやいや、自分がわかるようにね、やればいいんですよ。うん。その上でどっちでも転べる準備をしておいて、空気を読むと。ね。そして効率よく。ね。やはり講義中横で寝てる方が上手いことやって褒められたりすると、何なんだと思うわけですよ。いやいや、出来る人はそれでもいいんじゃないかね。そだねー。彼女は彼女でがんばってんだかがんばってないんだか知らないけど、少なくとも私は比べて羨ましいのかもしれない。いろんな人がいるから、いいなと思う方法は見習えばいいんだ。私は私の中で納得のいく仕事をしていければ。やってくうちに無駄はそぎ落とされていくでしょう。ぼちぼちスタイルを作っていけばいんだよ。がんばれ自分ー。ゆっくりでも続けることが大事なんだよ。